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こんにちは、よーさんです。
今回は、『日本はこうして世界から信頼される国になった』という本が気になり、買って読んでみました。
今の日本は、「インフレで物価が上がってるのに給料が上がらない」や、「GDP(国内総生産)が4位になった」と現状や将来を心配している話をよく聞きますね。
しかし、日本はかつてGDPが2位だったり、20年でオリンピック開催と新幹線の開通、アメリカに次いで世界で2番目にカラーテレビ放送を始めたり、これまで数多くのすごいことをしてきた国です。
これまで数多くの偉業を成し遂げてきた日本人が、どんな事をしてきたのか知り、現代の日本人がまた活躍していくためのヒントを得るために今回読んでみました。
本の紹介
本の概要
- 書名 日本はこうして世界から信頼される国となった 〜わが子へ伝えたい11の歴史〜
- 著名 佐藤芳直
- 出版社 プレジデント社
- 発行年月日 2013年3月12日
- ページ数(単行本) 236
本の目次


第1部 日本人の信頼
第1章 1890年 エルトゥールル号遭難──「恩送り」を生んだ誠実さ
第2章 1905年 日露戦争日本海海戦──敗者をも敬う立派な態度
第3章 1958年 ダットサン210北米上陸──挑戦し続ける気力
第4章 1703年 赤穂浪士討ち入り事件──法を重んじる文化
第2部 日本人の闘い
第5章 1853年 ペリー黒船来航──独立自尊の精神
6章 1919年 人種的差別撤廃提案──信を通す勇気
第7章 1941年 日米戦争開戦──独立を貫く気概・日本は悪い国?
第8章 1951年 マッカーサーの証言──証明された正当性
第3部 日本人の学び
第9章 1964年 東海道新幹線開通──革新的な発想
第10章 1859年 吉田松陰死す──飽くなき勤勉性
第11章 1944年 特攻──祖国を守る心の叫び
どんな内容か


11の歴史エピソード
この本は、作者が作者のお子さんへ語る形式で話が進んでいきます。
「なぜ日本が世界から信頼される国になったのか」を、「東海道新幹線開通」や「エルトゥールル号遭難」といった過去のさまざまな歴史的エピソードを通じて探るものです。
いわゆる「教科書に詳しく載っていない/忘れられがちな歴史の事柄」を拾い上げ、それらから日本人がどのような価値観・精神性を持っていたか、またそれがどのように今につながっているかを考え、次の世代に伝えていこう、というのが主な目的です。
11個のエピソードですが、第1章の エルトゥールル号遭難や、第3章のダットサン210北米上陸といった、学校の教科書には詳しく載っていなかった内容にも触れることができて勉強になる話でした。
歴史を振り返っていく話なので、歴史好きの方には良い本でした!僕も歴史が好きで、読んでいて楽しかったです。
歴史を知るだけでなく、当時の人たちの感じた事•生き方を知ることができる
著者は、歴史をただ事実として知るだけでなく、「先祖たちがその時代にどう感じ、どのように生きようとしたか」=「真情」「声」「心情」に耳を澄ませることが大切だと強調しています。
また、「歴史は過去からのラブレターである」という言葉が象徴するように、過去を知ることは、未来を生きるためのヒントを得ること、次の世代に何を残すかを考えることでもあります
これまで日本人がどんな事をしてきたか、多くの本で取り扱っていますね。
しかし、「◯◯◯年〜をした」といった客観的な文で書かれていることが多く、当時の人たちの気持ち、「心」を書いている本が少ないです。
この本は、当時の人の「心」の事も書かれており、なぜその歴史が起きたのかを理由も知ることができ、とても勉強になりました。
こんな人におすすめ


- 「日本人としての誇り」「日本とはどういう国か」を知りたい人や、子どもに知ってほしい人
- 歴史を「出来事の羅列」ではなく、「価値観・精神」や「人の思い・心情」を重視して学びたい人
- 親子で歴史を共有したい人
- 自国の歴史を見直したい、またポジティブな日本観を知りたい人
- 学校では詳しく触れない日本の歴史を知りたい人
- 一冊で多くのショートストーリーを読みたい人
- 読書時間を区切リやすい本を読みたい人(章ごとに話が変わるので読書を終わるタイミングが見つけやすい)
本を読んで思った事


良かった所
難しい言葉が少なく、読みやすい
この本は、作者が自分のお子さんに向けて語る形式で文章が書かれているので、難しい言葉が少なく、内容が頭に入りやすかったです。
歴史は「墾田永年私財法」とか、難しい言葉がたくさん出てくる印象ですが、そういった「これどういう意味?」てなる事もありませんでした。
話の後の豆知識が勉強になる
章の歴史が書かれた本題の後、作者がお子さんに話すシーンがありますが、横須賀に東郷平八郎が乗っていた記念館三笠があることなど、現代の日本での話を教えてくれるシーンがあります。
そこで、僕は知らなかった話を知ることができる部分もあり、勉強になりました。また、アメリカで日本車が走っていると話すシーンもありますが、「そっな、歴史背景を知ると同じ日本車でも走ってるだけで感動するな」と思えました。
本で書かれていた時代の話をもっと知りたい
話は日本人からの視点なので、反対の日本人と関わった人•国の話を知りたくなった
話は、「日本が歴史から見てどんな事をしてきたか」を軸に話をするので、8章のマッカーサー氏の話などは除き、基本的に日本人から見た歴史の話です。
当時の歴史の流れを知るには、この本1冊あれば良いですが、当時日本と関わっていた国•人の話は詳細には書かれていませんでした。
東海道新幹線開通の話で「鉄道を創ったイギリスが日本の新幹線を取り入れた」と出てきますが、「じゃあ、当時のイギリスはどれくらい鉄道文化が進んでたの?」て疑問に思った部分もありましたね。
日本人の視点だけでなく、当時の歴史全体を知りたいなと思えて、他の本も読んでいきたいなと思えました。
登場した日本人をもっと詳しく知りたい
10章では、吉田松陰氏の話があります。
多くの人を教えた人で、教え子には後の明治維新で活躍した人たちもいたと話があります。
恥ずかしながら、僕は吉田松陰氏の事をこの本を読んで存在を知りました。
話の中で、本人が話した事をいくつか紹介されておりますが、調べてみるともっと多くの話をされた方だということがわかりました。
なので、「後の時代を創った人たちを教えていた人、どんな人なのだろう?」と興味があり、次の買って読む本は吉田松陰氏の話の本を読もうと決めました。
まとめ


今回の本は前に読んでいた本の参考文献に載っていて、「どんな本なんだろう?」と気になって読み始めてみた本でした。
いざ読んでみると自分が知らなかった歴史の話が多く紹介されていて勉強になり、知らない知識をたくさん知れる楽しさからどんどん読めた本です。
いずれ自分の子が大きくなり歴史に興味を持った時、作者のように子に日本人の歴史を話したいなと思えました。
これまでの人たちが、今自分が生きるこの世界をつくってくださったように、子が生きるこの世界が素晴らしい世界と思ってもらえるようこれからも頑張っていきます!
それでは、最期まで記事をお読み頂き、ありがとうございました。