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僕のおすすめラノベ本『はたらく魔王さま!』の読書感想文〜新しい本探しの参考に〜

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よーさん

こんにちは、よーさんです。
今回記事を見に来てくださり、
ありがとうございます。

 僕のブログでチラホラと出している「ラノベ」という名前。

 聞いたことがないという方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明しますね。

目次

ラノベとは?〜どんな意味かと特徴、対象年齢について〜

 ラノベとは、ライトノベルの略で、中高生くらいの若い人向けの読みやすい小説のことです。

 もちろん昔から読んでてそのまま大人になって続けてる人も多いため「大人の読者」も多く、20代〜30代でハマってる人も全然珍しくないです。


 内容は「学園」「恋愛」「冒険」「異世界」みたいに、アニメやマンガに出てきそうな物語が多いです。


特徴を簡単に言うと、

  • 文章もかたくなく、イラストの挿絵もついてるから、すらすら読める
  • 会話が多くてテンポが軽い文章
  • 1冊200〜300ページくらいで読みやすい
  • ストーリーを文章で書いたマンガというイメージで、「小説」と「マンガ」の中間っぽい感じ

 僕はまさに、学生の頃から読んでいて、そのまま続けて読んでいます。

 ビジネス書等の読書期間の間に挟んで読むと気分転換になって楽しめます。

その「ラノベ」の中から、僕がおすすめしたいのが「はたらく魔王さま!」

 さて、その「ラノベ」ですが、これまでシリーズで数十種類読んできました。

 ラノベへの熱意がすごい人は何百・何千種類ともっと読んでいる方もいらっしゃるので、その方達には足元にも及ばないですが、それでも僕なりに選んだ作品をご紹介させていただきます。

 そのおすすめのラノベが『はたらく魔王さま!』です。

 アニメにも2度なっている作品で、有名な作品なので既にご存知の方もいらっしゃるかも知れませんね。

 いわゆる「異世界」もので、住んでいる世界から異世界に主人公が行って、そこでストーリーが進んでいく作品です。

 『転生したらスライムだった件』等が有名で、現実世界から異世界に移動して進む作品が多いですが、この作品は逆です。

 「異世界」から「現代の日本」に魔王が来て、話が進む作品です。

 それでは、僕がハマったきっかけになった、第一巻の最初の文章をご紹介させて頂きます。

『はたらく魔王さま!』第一巻の始まり方

 『銀行の預金が尽きた。理由は至極単純、お金を使ったからである』

 どうですか?皆さんには響きましたか?

 僕は、ライトノベルは表紙のデザインを見て「あ、この本面白そう」て思ったのものを読むことが多く、あらすじや作品紹介は読まないで読み始めます。

 僕が『はたらく魔王さま!』を知ったのは今から約10年前、社会に出て仕事をこれから始める状況で、緊張してた時期です。

 そんな頃に、ふと立ち寄った本屋さんで『はたらく魔王さま!』を見つけました。

 僕は読み始める前、「『はたらく魔王さま!』?世界征服を目指す魔王を「はたらく」と書いて明るくコメディに書いた作品かな?」とイメージして、読み始めました。

 正直、ちょっと読んでみようかなくらいの軽い気持ちで最初の文から読み始めてみたら、自分が予想してたのとは全く違った展開が始まり、一気に興味が湧き引き込まれました。

 僕がイメージしてたRPGでよく出てくる魔王は「預金」を取り扱うのを見たことがなく、なんで「預金」を取り扱ってるの?と続きが気になり、どんどんページを捲る手が進みました。

 1巻読んだら面白く、続きが見たいと続きを購入して読んで、あっという間に全巻読んでいました。

 

本(シリーズ)の紹介

  • 書名   はたらく魔王さま!  
  • 著名   和ヶ原聡司
  • 出版社  電撃文庫
  • 刊行年  2011年2月10日〜2023年9月8日 
  • 巻数   全29巻(本編21巻+番外編8巻)

どんな話なの?

あらすじ

 異世界「エンテ・イスラ」で世界征服を目論んでいた魔王サタンは、勇者エミリアに敗れ、腹心の部下アルシエルとともに異世界へのゲートを通じて逃走します。

 たどり着いた先は、魔力の存在しない現代日本・東京でした。

 魔力を失い、人間の姿となった魔王は「真奥貞夫」と名乗り、幡ヶ谷の六畳一間のアパートで暮らしながら、ファーストフード店「マグロナルド」でアルバイトを始めます。

 一方、勇者エミリアも「遊佐恵美」として日本に現れ、テレアポの仕事をしながら魔王を監視します。

 魔王と勇者が現代日本で再会し、奇妙な共同生活を送る中、異世界からの刺客や謎の少女の出現など、さまざまな事件が巻き起こります。

  魔王は日本での生活に馴染みながらも、再び力を取り戻す方法を模索していきます。


 本作は、異世界の魔王が現代日本でアルバイトをしながら生活するというユニークな設定で、日常の中にファンタジー要素が織り交ぜられたコメディ作品です。 魔王と勇者の関係性や、現代社会での奮闘が描かれています。

登場人物

 ※ネタバレ含まれてしまうこと、巻が進むに連れて登場人物が増えていくので1巻に出てくる登場人物のみご紹介します。

真奥貞夫(まおう さだお)/魔王サタン

 異世界から現代日本にやってきた魔王。

 日本に来た際に魔力を失い、生活費を稼ぐためにマグロナルドでアルバイトをしながら生活しています。

遊佐恵美(ゆさ えみ)/勇者エミリア

 魔王を追って日本に来た勇者。 テレアポの仕事をしながら魔王を監視しています。

芦屋四郎(あしや しろう)/悪魔大元帥アルシエル

魔王の腹心。 日本では主夫として魔王の生活を支えています。また、魔力を取り戻す方法探しをしています。

漆原半蔵(うるしはら はんぞう)/悪魔大元帥ルシフェル

 「エンテイスラ」では悪魔大元帥として魔王のもとにいましたが、魔王を裏切り、敵として立ちはだかります。

佐々木千穂(ささき ちほ)

 真奥のバイト先の同僚で、彼に好意を寄せる女子高生。

こんな人におすすめ

異世界×日常コメディが好きな人

 異世界から現代日本にやってきた魔王と勇者が、フリーターやコールセンターで働きながら生活するギャップが面白いです。

 敵と戦闘を行うシリアスや登場場人物同士の素朴な会話といったギャグが絶妙に混ざっています。

キャラクター同士の掛け合いが好きな人

 魔王サタンと勇者エミリア(勇者なのに魔王と妙に距離感が近い)が織りなす、テンポのいい会話やツッコミ合戦が魅力です

 魔王と勇者だけでなく、登場人物みんな個性派揃いです。

「働くこと」や「生活感のある話」が気になる人

 アルバイトで生計を立てたり、家計簿をつけたり、家賃の心配をしたり…。

 かつて世界征服を目指した魔王が今は真面目に社会生活を頑張る姿が、なんだか応援したくなります。

「ちょっと不思議」だけど「親しみやすい」世界観を求める人

 バトルや魔法もありますが、それより「日々の暮らし」の描写が中心だから、ライトノベル初心者にも読みやすいです。

読書感想文(1186文字/1200 文字)

 ※シリーズでのネタバレ避けるため、感想文は1巻のみでの感想文を書きました。


 『はたらく魔王さま!』第1巻は、和ヶ原聡司さんによるライトノベルで、魔王と勇者という要素を取り入れながらも、現代日本を舞台にした設定で描かれています。
 この作品では、かつて異世界で世界征服を目指していた魔王サタンが、勇者エミリアとの戦いの末に現代の東京に逃げ込んでしまい、魔力をほとんど失った状態で人間として生活を始めるという、まさに逆転の発想から物語が始まります。

 物語の冒頭では、魔王サタンとその側近アルシエルが、魔力を失って日本の東京に降り立ち、言葉も通じない、金もないというまさに最悪の状況からスタートします。
 ここで面白いのが、魔王が「魔王らしさ」を捨て、なんとフリーターとして真面目に働き始めるという点です。
 彼はファストフード店「マグロナルド」で働き、正社員を目指すようになるのです。
 かつて世界征服を企んでいた存在が、今では正社員の目標を掲げて一生懸命働く姿は、どこか応援したい気持ちになります。

一方、勇者エミリアもまた日本にやって来ており、コールセンターで働いています。魔王と勇者という、本来は敵対する二人が、現代の日本で普通の市民として生活をするうちに、互いに憎しみ以上の感情を抱くようになる描写には、ただのギャグではない、人間ドラマとしての深さがありました。

この作品は、コメディとしても非常にテンポが良く、登場人物たちの会話の掛け合いも面白いため、読み進める手が止まりませんでした。
 アルシエルが家計を支えるために節約術を駆使したりと、日常のちょっとした描写にも愛着がわきます。
 また、普通のラブコメとは一線を画していて、「異世界の住人が現代社会に馴染んでいく」様子を通して、逆に私たちが普段当たり前に思っている日常生活のありがたみや、努力することの意味を再認識させられました。

 さらに、物語の後半では、魔王たちのもとに新たな敵が現れ、平和な日常が崩されていきます。
 そのとき、魔王が自分の命をかけて人間たちを守ろうとする姿は、「悪」だったはずの魔王が「正義」に近づいていくようで、とても感動的でした。
 彼が人間の世界で学んだことが、ただの力ではなく「守るための意志」だったことが強く印象に残りました。

 読書を終えて感じたことは、人は環境によって変わるということ、そして努力はどんな立場の人にも必要だということです。
 魔王という絶対的な存在ですら、知らない世界では無力になり、そこから一歩一歩、地道に努力を重ねていかなければならない。
 その姿は、私たち読者にとってとても励みになりますし、物語の中の登場人物たちも、現実にいるような親しみを感じました。

『はたらく魔王さま!』第1巻は、人間の成長や社会の中での生き方を描いた、心温まる物語でした。 また、自分自身も、目の前のことにしっかり向き合って努力していこうと思えるような、そんな力をもらえる作品でした。

まとめ

 巻数が多いので、読破は時間がかかると思いますが、巻数が多い分、それぞれの登場人物の成長や正社員・経営についてなど様々な方が見れて読んでて楽しい作品です。

 僕は新刊出るたびに買ってたのですが、本の出版スピードがだんだんと落ちてきてた時に一度読むのを休め、全巻出版された後に残りの巻(5巻くらい)をまとめ買いして、読みました。

 時間としては本編の1-21巻を読み切るのに約半年かかりました。

 皆さんも、ぜひ「はたらく魔王様!」読んでみてくださいね。

 それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。

 また次回の記事でお会いしましょう。

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