
こんにちは、よーさんです。
今回記事を見に来てくださり、
ありがとうございます。
今回ご紹介するのは「人生に迷ったら知覧に行け」です。
この作品は、最初の読書感想文でご紹介した僕が『永遠の0』を読み始めるきっかけになった本であり、特攻隊員の方たちの事を知りたいと思ったきっかけの作品でもあります。
歴史や戦争に興味のない方でも、今の日本はこの方達や、当時を生きた方達が守ってくださったからこそあると知る事は大切だと思います。
また、この方達がいつ自分を見ても、この方達に恥ずかしくない生き方をしようと、明日からの僕を変えるきっかけになれた本ですので、ぜひ読んで頂きたい1冊です。
本の紹介


- 書名 人生に迷ったら知覧に行け(新装版)
- 著名 永松茂久
- 出版社 きずな出版
- 発行年月日 2023年5月23日
- ページ数(単行本) 200
- ページ数(Kindle) 152
- 価格(単行本) 1540円
- 価格(Kindle) 1170円
- 備考 この本は一度2014年に出版されていますが、新装版として2023年の今回の紹介内容に変わっています。
どんな内容


『人生に迷ったら知覧に行け』
――戦後80年のいま、未来を考える本
生きていて「どうしたらいいのかわからない」「これから先がこわい」って思ったとき、この場所がいつも僕を元気づけてくれました。
その場所は 鹿児島県の「知覧」 という町です。
昔の戦争で、「特攻隊」と呼ばれた若い人たちが、最後に過ごしていた場所です。
彼らは大切な人や、これからの平和のために、自分の命をかけて戦いました。
「未来の人たちが幸せに生きられるように」と願いながら旅立っていきました。
この本では、そんな特攻隊の人たちがどんな気持ちだったのかを考えながら、「いまの私たちは幸せに生きているかな?」って問いかけていきます。
もしあなたが「うまくいかないな」「つらいな」と思っていたら、この本を読んでみてほしいです。
きっと「大切なこと」に気づけるはずだから。
こんな人におすすめ


人生に悩みや迷いを感じている人
- 将来に不安を感じている
- やりたいことが分からない
- 日々の生活がなんとなく空虚に感じる
この本では、鹿児島県・知覧にある「特攻平和会館」を訪れた著者の体験を通して、「本当に大切なこととは何か?」という問いに向き合うきっかけを与えてくれます。
人とのつながりや感謝の気持ちを忘れかけている人
- 忙しさに追われて周囲に優しくなれない
- 家族や友人との関係を見直したい
本書では、特攻隊員さんが残した手紙や言葉を通して、「命の重み」や「誰かを思う心」の大切さが描かれています。読むことで、自分と周囲の人との関係にも目が向くようになります。
モチベーションを高めたい人・前向きな一歩を踏み出したい人
- 何かを始めたいけど勇気が出ない
- 忘れかけていた「志」や「夢」を思い出したい
特攻隊員さんたちが命を懸けて守ろうとしたもの、その「想い」に触れることで、現代に生きる私たちがどのように日々を生きるか、大切なヒントが得られます。
永松茂久さんの他の著作が好きな人
『感動の条件』『大丈夫。すべて思い通り。』などを読んで感銘を受けた方には特におすすめです。
著者独特のやさしい語り口と、熱いメッセージが本作にも詰まっています。
読書感想文(1189文字/1200 文字)


永松茂久さんの著書『人生に迷ったら知覧に行け』は、戦争の歴史を通じて現代の私たちに「どう生きるか」を問いかける一冊です。 著者が鹿児島県知覧を訪れ、特攻隊員さんの遺書や手紙に触れた経験が綴られています。 彼らの言葉は、死を目前にしながらも家族や未来を思いやる深い愛情と覚悟に満ちており、読む者の心を揺さぶります。
本書を通じて、私は「命の使い方」について深く考えさせられました。 特攻隊員さんの遺書には、自らの死を受け入れながらも、残された人々の幸せを願う言葉が綴られています。 例えば、「残りの命を、おばちゃんにあげるよ」という一文には、見知らぬ人にさえ愛を分け与える強さと優しさが感じられます。 彼らの姿勢は、ただの戦争の記録ではなく、「命の使い方」を教えてくれる、魂の叫びでした。
また、著者が知覧を訪れたきっかけは、26歳のときに行商で鹿児島を訪れた際、祖父の「人生に迷ったら知覧に行け」という言葉を思い出したことでした。 知覧で特攻隊員さんの遺書に触れた著者は、「俺はこんな風に生きたよ。あなたは?」と問われたように感じ、自分の生き方を見直すきっかけとなったと述べています。
現代の私たちは、物質的には恵まれているものの、将来の不安ややりがいの喪失など、人生に迷いを感じることがあります。 本書は、そんな私たちに「自分の命は有限である」と知ることの大切さを教えてくれます。
知覧特攻平和会館には、特攻隊員さんたちの遺書が保存されています。 彼らの遺書には、家族への感謝や未来への希望が綴られており、読む者に深い感動を与えます。
本書を読んで、私は自分の人生に「軸」があるかを考えさせられました。 現代は選択肢が多く、情報もあふれているため、「本当の自分」を見失いがちです。 しかし、特攻隊員さんたちの生き様を通して、「どう生きるか」「誰のために生きるか」を問い直すことの重要性を感じました。 彼らの姿勢は、流されずに生きる勇気と覚悟を私たちに教えてくれます。
本書の終盤では、「タスキを受けとった走者たちへ」と題し、これからの時代を生きる私たちに必要な覚悟と責任が綴られています。 歴史は「過去の話」ではなく、そこに生きた人たちの想いが、今を生きる私たちに問いかけてくるのです。
この本を閉じたとき、私の中に残ったのは「知覧」という地名以上に、そこに息づく人間の尊厳と愛でした。 流されない生き方、誰かのために生きる覚悟。 それこそが、今を生きる私たちに求められていることなのだと感じました。
『人生に迷ったら知覧に行け』は、過去の歴史を通じて、現代の私たちに「どう生きるか」を問いかける一冊です。 命の尊さや生きる意味を再認識し、自分自身の生き方を見直すきっかけとなりました。 人生に迷ったとき、ぜひこの本を手に取ってもらいたい作品でした。
まとめ


戦争時の話を取り扱った作品なので、意見や感想は様々な意見があると思いますが、僕自身はこの本を「読んで良かった」と思いました。
今の日本があるのは、時代を超えてきた方達が築き上げてきたからこそあります。
どんな人達によって今があるのか知ることができたし、生きたくても生きられなかった人達の分も自分が強く生きていこうと思えた作品です。
一人でも多くの人に「読んでみたいな」と思って頂けたら、この記事を書いて良かったって感じます。
それでは最後になりますが、今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
また、次回の記事にてお会いしましょう。