
こんにちは、よーさんです
今回もブログに来てくださり、ありがとうございます
今回紹介する本は「13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海」です!
近年、「地政学」をテーマにした本がたくさん出ており何かと話題になってますよね。
僕も地政学に興味を持って、何冊か読んだのですが「地理」の知識をかじってる必要がある本が多く、想像することが難しくどれも頭に入っていきませんでした。
そこで、本屋さんに行った時にたまたま見つけ、しかも読んでみた13歳の中学生にもわかるようにわかりやすく書いてあるし、内容も面白くて一気読みできました。
なので、これから「地政学」を知っていく方には読みやすくておすすめの本でした。
その「13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海」をこれからご紹介していきます。
新しく読む本の参考になれたら嬉しいです
本の紹介


- 書名 13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海
- 著名 田中孝幸
- 出版社 東洋経済新報社
- 発行年月日 2022年2月15日
- ページ数(単行本) 246
- ページ数(Kindle) 213
- 価格(単行本) 1650円
- 価格(Kindle) 1485円
あらすじ


7月のジリジリした日差しを受けた中、大樹は高校からの帰りで自宅に向かっている最中、通りがかった商店街にあるアンティークショップの地球儀が気になっていた。
たまたま一緒に通りがかった中学帰りの妹の杏とお店の話をしていると店から店主のカイゾクが出てきて「地球儀を見ているのかね?」と聞かれる。
カイゾクのお誘いで店内に入り、大樹はカイゾクに地球儀が欲しいことを伝えると、カイゾクから「7日だけ私の話を聞きに来て、最終日の問題に答えられたらこの地球儀をあげよう」と言われる。
話をしてく中で、参加を希望した杏と一緒に夏休みのカイゾクとの地球儀を軸にした地政学の話が始まる。
たとえばこんな話が出てくる
地形と国の戦略の関係
→「海に囲まれてる日本は守りやすい?」や、「山が国境になってると何が起きるの?」などが、冒険の中でわかってくる。
資源をめぐる争い
→「石油があると豊かになる?」でもそれが争いの火種になることも…。
国と国の“立ち位置”の意味
→「なんでアメリカはあんなに強いの?」「中国は何を目指してるの?」といった大人も気になるテーマを、中学生にもわかるように説明してくれる。
読みやすさのポイント


- キャラクターの会話中心で、まるでラノベのように読める
- 図やイラストも多くて、イメージしやすい
- 1話ごとにテーマが分かれてるから、少しずつ読んでもOK
こんな人におすすめ


高校生・中学生の兄妹と「カイゾク」との会話を通じて、「地政学」が楽しくわかりやすく学べる一冊。
世界のことに興味がある中高生
・ニュースで聞く「戦争」「国際問題」「国連」など、なんとなく気になるけど難しそう…と思ってる人。
・「なんで国同士で争うの?」「資源ってそんなに大事なの?」といった素朴な疑問にも答えてくれる。
物語で学ぶのが好きな人
・ただの説明じゃなくて、カイゾクとの話、を通じて地政学を学べるから、勉強っぽくないのに知識が身につく
・マンガや小説のような読みやすさで、飽きずに最後まで読める。
親子で学びたい人
・親御さんが一緒に読んで「世界のニュースを子どもと話すきっかけにしたい」と思ってるならすごく役立つ一冊。
・難しい内容もわかりやすく噛み砕いてくれているので、大人も「そうだったのか!」ってなることも。
将来、国際関係や世界の仕事に興味がある人
・外交官、国連、国際協力、商社マン、ジャーナリストなどなど、これらの仕事にちょっとでも興味があるなら、まずこの本で「地政学とは何か」を感じてみるのもおすすめ
読書感想文「1158文字/1200文字」


『13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海』を読んで、私は世界を見る目ががらりと変わった。
地政学という言葉を初めて聞いたときは、「難しそうな学問」という印象だった。
ニュースで「戦争」や「国際問題」の話を聞くことはあっても、正直、難しくてピンとこなかった。
だが、この本では、それらの難しい話を、ストーリーでわかりやすく説明してくれる。
たとえば、「どうしてアメリカは世界中に基地を持っているのか?」「なぜ中国は南シナ海にこだわるのはか?」、ニュースではよく聞くが、背景までは知らなかった疑問に、カイゾク先生が答えてくれる。
そのため、読めば読むほど、「世界ってこんなふうにつながっているのか」という驚きが多くあり、気づけば私は地政学というものに興味を持っていた。
特に印象に残っているのは、地形が国の運命を左右するという考え方だ。
国のまわりが海だと、外から攻められにくい。
逆に、まわりが山や平地だと、他の国とぶつかりやすくなる。
そんな「地形と安全」の関係は、今まで地図を見ていても意識したことがなかった。
だが、地図にはそうした“物語”が隠れていたのだと気づき、見方がまったく変わった。
地図はただの情報の集まりではなく、「この場所に国がある意味」や「その国がどう行動するかのヒント」が詰まっているのだ。
もうひとつ、深く考えさせられたのは、「悪い国、良い国」という単純な見方をしないということ。
カイゾク先生は、「すべての国には、それぞれの立場と事情がある」と教えてくれる。
たとえば、ある国が他の国に強く出ているように見えても、その背景には「自分の国を守らなきゃいけない」という必死な思いがあったりする。
私たちはどうしても、自分の国や立場から物事を見がちだけれど、この本は「相手の立場に立って考えることの大切さ」を伝えてくれている。
読み進めるうちに、私はニュースを見る目が少し変わっていった。
今までなら、「またどこかで争いが起きてるな」と流していたニュースも、「なぜこの国がこう動いたんだろう?」「その背景には、どんな歴史や地理があるんだろう?」と考えるようになった。
この本は、ただ「学ぶ」だけじゃなく、「感じる」ことができる本だった。
主人公と一緒に驚きや、悩んだりしし、私も少しずつ世界についての理解を深めていけた気がする。
カイゾク先生の語り口もユーモラスで、難しい話も自然と頭に入ってくる。
もし地政学を難しいと思っている人がいたら、私は迷わずこの本をすすめたい。きっと、「世界の見方」が楽しくなる。
『13歳からの地政学 カイゾクとの地球儀航海』は、私にとってただの読書ではなく、新しい視点と出会える冒険だった。
これからも私は、地図を眺めながら、カイゾク先生と一緒に旅しているような気持ちで、世界のことを考えていきたい。
まとめ


今回の本の紹介はいかがでしたか?
地政学を学びたい人、子に教えてあげる人、仕事の参考にしたい人、たくさんの人におすすめしたい本です。
ネタバレになっちゃいますが、本を読み進めていくと「カイゾク」先生の正体もわかりますので、「カイゾク」先生のことが気になる方もぜひ読んでみてくださいね。
皆様の新しい発見に繋がることを願っております。
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう。